「刀使ノ巫女」の岩倉早苗について語りたい

 

 今回は、刀使ノ巫女に登場した「岩倉早苗」について語りたいと思います。

 

 ※これより先は「刀使ノ巫女」のネタバレを含むので観覧には注意が必要です。

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  刀使ノ巫女において「岩倉早苗」は、十条姫和と同じ「平城学館」の刀使で、サブキャラクターでありながら、要所要所で存在感を発揮していた人物でした。

 

 今回は、そんな彼女について気になっているところをまとめてみました。

 

 

十条姫和と対を成す存在

 

 「刀使ノ巫女において「岩倉早苗」は、何と言っても、十条姫和と対を成している少女ということです。

 

 見た目では、姫和は長い黒髪に鋭い眼差しに対して、早苗は短い灰色の髪に優しい眼差しをしているもそうですが、相手への思いやる気持ちにおいても、剛柔のような対比がなされており、それらの要素が、姫和の凛とした存在感をより良く引き立てていました。

  

隠れた実力者

 

 

 作中において、姫和と対を成している早苗ですが、上記のシリーズ構成を担当している髙橋龍也さんからのtwitterの発言のように、刀使して高い実力を持っていました。

 

 御前試合で平城学館代表の座を勝ち取っているのはもちろんの事、第23話で、撤退する自衛隊員のしんがりを務めあげ、無事に生還していました。

 

 ちなみにしんがりは、「殿 (軍事用語) - Wikipedia」によると、

 

本隊の後退行動の際に敵に本隊の背後を暴露せざるをえないという戦術的に劣勢な状況において、殿は敵の追撃を阻止し、本隊の後退を掩護することが目的である。そのため本隊から支援や援軍を受けることもできず、限られた戦力で敵の追撃を食い止めなければならない最も危険な任務であった。このため古来より武芸・人格に優れた武将が務める大役とされてきた。

 

 ということらしく、彼女の実力の高さを示す要素の一つとなっていました。

 

 また、第24話では、荒魂討伐隊の隊長に抜擢されるなど、一人の刀使としてだけでなく、一隊長としても評価されている場面も描かれており、作中における実力者として活躍していました。

 

姫和に寄り添う存在

 

 刀使として高い実力を持つ早苗ですが、主要人物以外の刀使たちの中で、最も姫和に寄り添う存在でもありました。

 

 早苗は、御前試合の最中だけでなく、折神紫を襲撃し逃亡した後も、姫和の身を案じていました。

 

 また、第13話では、姫和が刀使をやめようか迷っている時にも気にかけており、最終的にその思いが、姫和が刀使として再びタギツヒメの戦いへと身を投じるきっかけの一つにもなっており、そんな彼女は、姫和を影で支えた刀使だったといえます。

 

糸見沙耶香の孤独を示す存在

 

 作中において、姫和に寄り添う存在でもある早苗ですが、実は序盤において、糸見沙耶香が孤独であることを示している一人にもなっていました。

  

 刀使ノ巫女の主要人物には、姫和と早苗の他に、衛藤可奈美には柳瀬舞衣、益子薫には古波蔵エレンのように、同じ学園のもの同士で、友人または気にかけてくる人物が必ず存在していました。

 

 しかし沙耶香の場合、アニメ本編において、彼女の事を一人の少女として気にかけている鎌府女学院の関係者が描かれておらず、彼女が孤独であるということを示す証拠の一つとなっており、そうゆう意味でも、彼女は大きな役割を果たしていたと私は考えています。

 

まとめ

 

 「刀使ノ巫女において「岩倉早苗」は、姫和関連だけでなく、要所要所でその存在感を発揮しており、刀使ノ巫女の世界観を彩った刀使の一人でした。

 

  最後となりましたが、「岩倉早苗」に関わってくれた全ての皆様、本当にありがとうございます。

 

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