「鬼灯の冷徹」について語りたい。
今回は 「モーニング」で連載されている「鬼灯の冷徹」について語りたいと思います。
まず「鬼灯の冷徹」とは、
あの世には天国と地獄がある。
地獄は八大地獄と八寒地獄の二つに分かれ、さらに二百七十二の細かい部署に分かれている。
そんな広大な地獄で日々さまざまなトラブルに対処する鬼神がいる。
それが閻魔大王第一補佐官・鬼灯である!
冷徹でドSな鬼灯とその他大勢のわりかし楽しげ地獄DAYS!
引用元
という江口夏実先生の作品なのですが、今回はその中で気になったことをまとめてみました。
完全無欠の鬼灯様
まず、「鬼灯の冷徹」を語る上で一番欠かせないのが、主人公である「鬼灯様」の存在です。
彼は、 閻魔大王の第一補佐官という役職で多忙を極めながらも、敏腕とも言える采配で様々な業務をこなしているだけでなく、相手が自分より目上の立場だろうが、偉人だろうが、神獣であるだろうが、間違いや無粋な態度をとるものには、口や手をよく出して容赦なく制裁を加えており、実質の地獄を統括していると言っていいほどの活躍を見せていました。
人間臭いあの世の住まう物達
「鬼灯の冷徹」といえば、「鬼灯様」に目を奪われてしまいがちですが、他の登場人物の存在も際立っていました。
裁判中は厳格でありながらも、普段は温和で親しみやすい雰囲気を醸し出している閻魔大王や、薬学に詳しい神獣でありながら、女性関係に問題がある白澤など、神話や童話などの偉人や生物が、完璧な存在ではなく、どこか抜けていて人間臭い一面ところが、魅力の一つとなっていました。
また、作中に動物たちは、数多く登場しているのですが、人語をしゃべったり、仕事終わりに飲みに行ったりなど、人間臭い一面のおかげで、一種の癒し要素となっていました。
豊富な知識を活かしたギャグストーリー
「鬼灯の冷徹」では、個性豊かな登場人物も魅力的ですが、豊富な知識を活かしたギャグストーリーも魅力的でした。
地獄に関連する関する話はもちろんの事、 神話や童話などがギャグに昇華されて、おもしろおかしく描かれているのですが、基本的に1話完結(アニメ版では約10分の1パート)と短いながらも、ボケとツッコミがテンポが良く、笑いと同時に様々な豆知識が頭の中に入りやすい構成となっていました。
まとめ
「鬼灯の冷徹」は、私の中では
- 完全無欠の鬼灯様
- 人間臭いあの世の住まう物達
- 豊富な知識を活かしたギャグストーリー
の3つの要素が魅力的でした。
最後となりましたが、「鬼灯の冷徹」に関わってくれた全ての皆様、素晴らしい作品を本当にありがとうございます。