鎧武の「ヨモツヘグリ」について語りたい

 

 今回は、仮面ライダー鎧武」に登場する「ヨモツヘグリ」について語りたいと思います。

 

 ※これより先は「仮面ライダー鎧武」のネタバレを含むので観覧には注意が必要です。

 

 

  まず「ヨモツヘグリ」 についてですが、仮面ライダー鎧武に出てくる「ヨモツヘグリロックシード」及び「ヨモツヘグリアームズ」のことを指しています。

 

 今回は、その「ヨモツヘグリ」について気になったことをまとめてみました。

  

 

不気味で禍々しい配色

 

 まず、私が「ヨモツヘグリ」に注目したのは、仮面ライダー龍玄・黄泉の不気味で禍々しい配色でした。

 

 龍玄・黄泉の外見は、キウイアームズの兜にブドウアームズの鎧、そしてボロボロの前掛けを組み合わせたものなのですが、アーマーには臙脂色の濁った赤を使用することで、元々あった金色と緑が、龍玄・黄泉の禍々しさを際立たせるための要素になっていました。

 

 そこに、黒のアンダースーツが加わることによって、ダークライダーのような不気味な雰囲気をより引き立てており、龍玄・黄泉がどのような存在なのかを視覚だけで見事に訴えていました。 

 

異質さ極まる商品紹介PV

 

 龍玄・黄泉の配色に惹かれた私ですが、ヨモツヘグリに関する商品紹介PVも「ヨモツヘグリ」の存在に引き込まれる要素となっていました。

 

 

Vシネマ鎧武外伝 DXウォーターメロンLS - ニコニコ動画

 

 他の商品紹介PVは、上記のウォーターメロンの商品紹介PVのように演者が出演し、商品を手に持ちながらセリフを言うのが定番でした。

 

仮面ライダー龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ 関連商品 PV - ニコニコ動画

 

 しかし、ヨモツヘグリの場合は、呉島光実を演じている高杉真宙さんが登場する場面がなく、劇中の写真とセリフが使われており、さらに不気味な演出やBGMが加わることで、他のPVとは明らかな演出の違いがあり「ヨモツヘグリ」の異質さをより引き立てていました。

 

その名にふさわしい副作用 

 

 不気味で禍々しい配色と異質なPVで私を魅了した「ヨモツヘグリ」でしたが、その名にふさわしい副作用を持っていました。

 

 そもそも 「ヨモツヘグリ」は、黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)と呼ばれる「黄泉の国の食べ物」がモチーフとされているらしいのですが、私の調べた範囲では、ヨモツヘグイを食べた人間は、二度とこの世へと戻ってこれないという逸話があるそうです。

 

 そして「ヨモツヘグリ」の副作用は、使用者の命を削るというものなのですが、そのせいか、光実が変身中はおろか、戦闘中でも苦しんでいる場面があり、まるで使用者自身を、黄泉へ引きずっているかのような演出となっていました。

 

極アームズと同等の力を持つフォーム

 

 劇中において、使用者の命を削る副作用がある「ヨモツヘグリ」なのですが、そのおかげで、極アームズと同等の力を持つ存在となっていました。

  

 まず、1フォームだけで、ブドウアームズのブドウ龍砲(ハンドガン型アームズウェポン)、キウイアームズのキウイ撃輪(圈型アームズウェポン)だけでなく、レデュエの槍(ダウ)やシンムグルンの斧(ディムブ)と同型の武器を使用しているのですが、劇中では、極アームズのようにカッティングブレードを倒すことなく、瞬時に武器を取り出すことができました。

  

 また、戦極ドライバーを使うアーマーライダーの場合、カッティングブレードを倒した回数で技の種類が変わるのですが、「ヨモツヘグリ」の場合は、一回倒すだけでエネルギー弾の連射、蹴り技、槍の強化を行うことができました。

 

 このように、カッティングブレードによるタイムラグが少なくなっており、 副作用さえなければ、極アームズをも超える存在になっていたと言えます。

 

まとめ

 

 「仮面ライダー鎧武」において「ヨモツヘグリ」は、本編ではたった一回きりの変身で使用され、破壊されてしまいましたが、

 

  • 不気味で禍々しい配色
  • 異質さ極まる商品紹介PV
  • その名にふさわしい副作用
  • 極アームズと同等の力を持つ存在

 

 の4つの要素のおかげで、私の中で、とても記憶に残っているものの一つとなっていました。

 

  最後となりましたが、仮面ライダー鎧武」「ヨモツヘグリ」に関わってくれた全ての皆様、本当にありがとうございます。

 

 

 戦極ドライバー

    

 サガラが創りあげたカチドキロックシード、極ロックシードを渡されるまでは、人類の力で創りあげたロックシードの中で最優だとも言えます。