「仮面ライダーのサントラで未収録のBGM」について語りたい

 

 今回は、仮面ライダーのサントラで未収録のBGM」について語りたいと思います。

 

 

 まず仮面ライダーのサントラで未収録のBGM」というのは、「videohelper」「615misic」などの音楽を制作している会社から契約を得て提供されているために、サントラに収録することができないBGMのことです。

 

 今回はその中でも、私が特に気に入っているものを、実際使われたシーンと共に語っていきたいと思います。

 

 

仮面ライダーW

 

American Politricks

 

 

 第27話で、照井竜と井坂深紅郎が1対1で対面した後、互いに変身する際に使われたBGMです。

  

 井坂によって照井の家族が殺された経緯が語られた後、最後の「あの時は誰でもよかった」というセリフの後に流れるBGMは、怒りを静かに爆発させる照井と、それに呼応するかのように感情を高ぶらせる井坂の変身シーンを一気に盛り上げてくれました。

 

仮面ライダーオーズ

 

Help me

 

 

 第29話で、ロストアンクが初登場した際に使われたBGMです。

 

 赤い羽根が周囲に散らばったの後に流れた「Heip me」は、初登場のロストアンクの異質さを見事に強調させてくれました。 

 

 またその後に、アンクが右腕しか復活できなかった理由を悟ったカザリ、ロストアンクの登場に戸惑うオーズ、そのオーズにロストアンクを潰すように叫ぶアンクの時にも流れており、新たな展開を知らせるBGMでもありました。

   

Afterlife Murder

 

 

 第32話で、オーズがヤミー倒した後に、仮面ライダーバースに襲いかかるシーンに使われたBGMです。

 

 オーズがヤミーを倒し、戦いが終わったと思った矢先に、メダガブリューをアックスモードに切り替え、仮面ライダーバースに襲いかかった途端に流れた「Afterlife Murder」は、オーズの不気味な唸り声や暴走する姿も相まって、短いシーンでありながら、プトティラコンボの危険性を見事に強調してくれました。

 

仮面ライダー鎧武

 

Covert Coverup

 

 

 

  第12話で、呉島貴虎が仮面ライダー斬月・真に初めて変身して戦闘を行ったシーンで使われたBGMです。

 

 本来この曲は、仮面ライダーオーズ第34話でも使われていたそうなのですが、ゲネシスドライバーを使った仮面ライダーが、圧倒的な力で相手をねじ伏せ蹂躙するシーンに使われ続けていたので、私の中では「ゲネシスライダーのテーマ曲」としてのイメージが強いです。

 

 そんな「Covert Coverup」が流れている話数の中で特に記憶に残っているのが、第14話の終盤で、インベスになってしまった初瀬亮二をまるでいたぶるかように攻撃する仮面ライダーシグルドのシーンなのですが、下手をすればトラウマになりかねないなと思ってしまいました。 

 

Wonderstruck

 

 

 第43話で、駆紋戒斗がヘルヘイムの実を食べてオーバーロードに変身するシーンで流れたBGMです。

  

 この「Wonderstruck」は、戒斗のオーバーロードの変身シーンだけでなく、第43話終盤でも使われており、ヘルヘイムの実を口にして人間の力を凌駕したことに歓喜し笑う駆紋戒斗と、自分の作ったドライバー以外で理性を保ち、人間の力を超えてしまったことへの怒りをあらわにし激昂する戦極凌馬のシーンを大いに盛り上げてくれました。

 

まとめ

 

 「仮面ライダーのBGM」には、諸般の事情で、サントラには収録できないものが数多く存在しています。

 

 その中でも私は、

 

  • American Politricks
  • Help me
  • Afterlife Murder
  • Covert Coverup
  • Wonderstruck

 

 が気に入っています。

 

 最後となりましたが、曲を制作してくれた皆様、そして曲を見つけて配信してくれた皆様、本当にありがとうございます。